子どもには「しっかり勉強してほしい」「小さい頃から勉強させたい」「将来立派に成長してほしい」と親なら誰でも考えます。
特に英語(英会話)については思いも強いのではないでしょうか。
また、2020年度から小学校3年生から英語(「外国語活動」「外国語」)の授業が実施されています。
私も子どもを英会話教室に通わせています。
すでに発音が違います。「C」なんて私は「シー」と発音しますが、子どもは「スィー」と発音します。
ただ、順風満帆に通わせることができているわけではありません。
英会話教室に通わせ続けるために苦労したことや続けていくための方法をお教えします。
体験レッスンがきっかけ
偶然でした。
兄弟の紐落としの前撮りのため平日に休みをとっていました。
午前中に写真撮影を終えて帰宅。
平日の昼間に家族が家にいることは滅多にないので、楽しく過ごしていました。
夕方が近くなった頃、インターホンが鳴ります。
出てみると英会話教室の勧誘でした。
英会話は夫婦の会話でもたびたび出てきていました。
一応、話だけでもと思い聞くことに。
月謝も気にはなりますが、当時は5歳。本当に続けられるのか。
やるからには続けてほしいということが一番の願いでした。
そんな不安を口にしていると「体験レッスンができる」と提案があり、しかも自宅に来てくれる。
しかも、無料!(それはそうでしょうね)
日時を決めて体験レッスンを受けることに。
体験レッスン当日。
先生はとても子ども扱いに慣れており、子どももとても楽しくレッスンを受けていました。
レッスン終了後、契約をするかどうかの選択です。
月謝もですが、入会金や教材費を合わせると「ウン十万円」!!
ビックリする額です。
それでも、子どもに小さい時から英会話に慣れ親しんでほしいと思い、最後は5歳の子ども判断を委ねることにしました。
「英語習ってみる?」「してみたい?」「これからずっとだよ?」「知らないお友達と一緒だよ?」
若干子どもが「行きたくない」と言いそうな投げかけもしつつ聞いてみました。
「する!」と、一言だけ。
念のため、「本当にする?」と再度確認すると、
「うなづく」
5歳児の判断に委ねていいのか、そこは親がきちんと判断してやらないといけないのかわかりませんが、今回は子ども選択を指示することにしました。
このときは、途中でやめるのかな・・・と、そのことばかり考えていました。
5歳から6歳は楽しく通えた
5歳数ヶ月から小学校入学までの約1年半は嫌がることなく通っていました。
英会話教室でもお話しできるお友達もできたようで、お友達の名前も教えてくれようになりました。
そして、子どもの耳は改めてすごいと感じるようになりました。
私はカタカナ発音が染み付いてしまっているため、子どもの発音があまり聞き取れません。
例えば三角を意味する「triangle」はカタカタ発音が染み付いている私は「トライアングル」と言いますが子どもは「チャイアンゴー」のように発音します。
こうなってくると、もうついていけません。
この頃は、英会話に通わせてよかった。
それよりも嫌にならずに続けてくれてよかったと思っていました。
しかし、「行きたくない」は突然やってきました。
7歳(小学1年生)で行きたくなくなる
ついに、小学生になりました。
ピカピカの1年生です。
ピカピカのランドセルに制服。
よくここまでなにごともなく成長してくれた。
ありがとう!という思いも束の間。
その時はやってきました。
「英語に行きたくない」
理由を聞いても、明確なものはありませんでした。
ただ、小学校のお友達がスイミングに行くようで、そっちに行きたいという思いがあったようです。
行かせてやりたかったですが、送迎の時間が勤務時間とどうしても合わず、断念していました。
子どもとしては「英語が嫌いになったわけではなく、別に好きなものが見つかったからそっちがいい!」という思考だったと思います。
でも、せっかくここまで続けてきたので、なんとか続けさせたい。
その思いで話をしました。
最初は我慢しながらも通っていましたが、「行きたくない」と言うことが日に日に増えていきました。
「行かないとゲームなしだよ」
「行ったら好きなもの買ってあげるよ」
など、行かせるための方法はありますが、それではダメだと思い、辞めることも含めて英会話教室の先生に相談することにしました。
このようなケースは多々あるようで、先生も慣れておられました。
先生と相談した結果、次のような対応と手順で様子を見ていくことになりました。
続けることができた要因
無理に通わせない
先生に子どもが行きたくないと言っていることを相談しました。
先生からは「教室では楽しそうにしている」と教えていただきました。
それと同時に「そういうお子さんは他にもいるし、無理に通わせることで嫌いになってもいけないから休会することも一つの手段」と教えていただきました。
もちろん、休会中は月謝は発生しません。
子どもともよく話をして、一度休会することにしました。
ただ、家では英会話の教材を使った発音を毎日続けることを子どもと約束しました。
親としてはなんとしてでも続けさせたい、通わせたいと思いますが、強制感が出てしまうと子どもも引いてしまいます。
受験生ならまだしも、小学生であれば興味を持って楽しんで、自ら進んで取り組んでほしいと思っています。
無理に通わせ続けるのではなく、一度休んでみてから行きたくなる気持ちが出てくるまで気長に待つことも必要です。
ただ、自分からしたいと言ってきた習いごとがありました。
それは…まさかの「ギター」でした。
子どもがギターを習いたいと言ってきたら?3つの検討事項と1つの不安
英語に行くことにインセンティブを持たせる〜Part1〜
インセンティブなんてカッコイイ単語を書きましたが、要はアメです笑。
ただ、おもちゃを買うとかそういうものではありません。
ほんのちょっとしたご褒美というか楽しみをつくることが大事です。
私の場合は、学童から英会話教室までの車中でハイチュウが3コ食べられる特典を与えました。
たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、この非日常感と特別感が大事です。
お菓子が食べられるのは、
①休日
②15時のお菓子の時間
③自宅
④テレビは消した状態
以上が、基本です。
英会話に行くと、
①平日
②夕方
③車の中
④テレビを見ながら
という、普段なら絶対に叶わない状況でお菓子が食べられます。
しかも、自宅であれば「ちゃんと座って」「前を向いて」「服で手を拭かない」など細々注意されますが、運転中のため、多少騒ごうが動こうがそんなに怒られない特典付き!
「ハイチュウが平日の夕方に車の中でテレビを見ながら食べることができる」
これが楽しみになって再び通い始めることができて、続けることができています。
英語に行くことにインセンティブを持たせる〜Part2〜
これは、本当にたまにしかないことです。
迎えは私の担当です。
お父さんと子どもの2人だけ。
子どもは秘密が大好きです。(たぶん笑)
そこで思いついたのが、帰りにコンビニに寄ったり、少し遠回りをしたりと2人だけの秘密のことをすることです。
当然、家に帰ると兄弟やお母さんから「なんで遅かったの?」と聞かれます。
「内緒・・・笑」
「秘密・・・笑」
「道が混んでたんだぁ・・・とかわいいウソをついて2人で目を合わせる」
これはとっても楽しみにしています。
たぶん、寄り道が楽しいのではなく、お父さんとの秘密が嬉しいのではないかと考えています。
私も子どもの頃に父と出かけたときに「お母さんには内緒だぞ」と言われたときは何故だかすごく楽しい気がしたことを覚えています。
まとめ
小学校3年生から英語(「外国語活動」「外国語」)の授業が実施されています。
また、グローバルな現代においては英会話ができるに越したことはありません。
しかし、英会話教室に入会したところまではいいですが、その後がどうしても続かなくなることがあります。
無理矢理通わせることで嫌いになってしまっては元も子もありません。
叱ってでも通わせるなんて愚の骨頂です。
そんなときには、
①先生と相談の上、一度休会してみる。
ただし、家庭で英語の教材には毎日触れておく。
②通うことで非日常感を味わわせる。
③時折、ちょっとした楽しみを与え秘密をつくる。
この3つをすることで、私の子どもは再開してから1年間休むことなく通うことができています。
ぜひ試してみてください。
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