家を購入して暮らしはじめてからの5年間は要注意!新築離婚って知っていますか?

夫婦間のトラブルを解決
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「新築離婚」という言葉をご存知ですか?

新築で夫婦円満に暮らし始めた生活が崩れてしまうことです。

あまり気にしていませんでしたが、あまりにも身近に、しかも立て続けに「新築離婚」に遭遇したため、ブログを書きました。

体験談も記載していますが、主には厚生労働省や司法統計のデータを参考に考察しています。

これから結婚、新築を考えられている方、すでに建てられた方、ぜひご一読ください。

 

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私の経緯

数年前に新築で一戸建てを購入しました。注文住宅です。新興住宅地ということもあり、坪単価は割と高めでしたが、実家が山奥で子供と同級生はおろか、子供がいない。学校まで遠い。その他、色々と理由があり、親とも相談した結果の一戸建て購入となりました。

 

どんな家にしようか。いくらかかるのか。など、不安と期待が入り混じっていました。

そして、費用と同じくらい気になる(いや、一番気になるといってもいいぐらいかもしれません)ご近所さん。

 

私が購入した区画以外に同時に4区画売りに出されていました。

ですので、計5区画です。

5世帯がほぼ同時に住むようになります。

同世代かな?

いい人かな?

子供はいるのかな?

同い年くらいかな?

 

など、すごくすごく気になりました。

私の家が建ったのは5軒中4番目でした。

挨拶回りをした際に皆さんとてもいい人そうで、安心しました。

最後の5軒目の方もすごく言い方で、安心しました。子供も1軒以外はほぼ同世代で、さらに安心しました。

 

しかし、そんな幸せは長く続いていきませんでした。

 

それとなく感じ始めた違和感

1軒目

ある時から1軒のお宅に車が1台しか停まらなくなりました。そこの家は夫婦でそれぞれ車を所有しておられたため通常2台あるはずですが、朝でも夜でも1台だけ。

もしかして…離婚か別居?

でも、この間まで玄関先で見かけていたよな。

そんなことを考えながらすごく日々。

そのうちに、自治会を抜けると言われました。

そして月に1回程度子供さんと遊ぶ姿を見かけるようになりました。

 

やはり、そういうことなのか…。

そして、決定的だったのは、家が売りに出されていたこと。

その頃には近所の方とも仲良くなっていましたので、その話で持ちきりでした。

 

そして、続きました。

 

2軒目

別の1件のお宅も夫婦でそれぞれ車を所有しておられますが、交互にしか車が停まらなくなりました。

ここはお子さんがおられず、自治会にも入っておられないため、ほとんど交流がない家でした。

最初はあまり気にも留めていませんでした。

しかし、ご近所さんからその家が売りに出されているという話を聞きました。

ネットで見ると確かに売りに出ている。

そしていつしか姿が見えなくなりました。

 

ここまで2年も経過していないと思います。

5軒中2軒のお宅がこのようなことになるとは思いもしませんでした。

そして、私を含めた残りの3軒で「自分たちは頑張りましょうね笑」と言っていました。

この3件は子供も親も歳が近く、また話しやすくとても仲良くしていました。

毎年BBQをしたり、たまに家を行き来したりする中です。

子供たちもそれぞれの親に懐いてくれて、このまま安定した日々が続いていくんだろうなと勝手に思っていました。

 

そんな矢先、まさかの事態が起こりました。

 

3軒目

残り3軒(我が家も含め)のうち1軒のお宅が自治会を抜けると言い出されました。

そして、家も退去すると。

なんで?

そんな気配は微塵もなかったのに。

ただ、その家庭は旦那さんが単身赴任中。

子供も複数おられ、大変だということはわかっていました。

それにしても、ショックすぎて言葉になりませんでした。

同じ時期に5軒が新築で建ったのに、3年程度で3軒のお宅がマイホームを売りに出す事態です。

 

「新築離婚」という言葉があることは知っていますが、そんなに確率が高いことなのか?

 

厚生労働省の調査

平成30年の離婚組は207,000組です。

この数値から見ると人口1,000人あたり1.66ということになるため、そこまで多くはないように感じます。

 

厚生労働省 平成30年度人口動態統計の年間推計(PDF)

 

 

次に、婚姻件数590,000組に対して離婚件数は207,000組となっており、この数値を見るとかなりの件数が離婚していることがわかります。

ただ、この結果は婚姻者全てを対象としているため、どの世代が多いかまではわかりません。

 

厚生労働省 平成30年度人口動態統計の年間推計(PDF)

 

参考までに海外と比べるとイタリアに次いで2番目の低さとなっています。

厚生労働省 平成30年度人口動態統計の年間推計(PDF)

 

 

では、離婚の時期はいつ頃が多いのでしょうか。

 

厚生労働省 平成30年人口動態統計月報年計(概数)の状況

 

結果を見ると同居期間5年未満での離婚件数の割合が一番高くなっています。ただ、離婚の原因まではわかりません。

では、離婚の原因はどのようなものがあるのでしょうか。

 

司法統計の結果

「平成30年度司法統計の婚姻関係事件数-申立ての動機別」をみてみましょう。

裁判所 司法統計

夫の申立て

1位:性格が合わない

2位:異性関係

3位:性的不調和

4位:浪費する

5位:暴力を振るう

 

妻の申立て

1位:性格が合わない

2位:暴力を振るう

3位:異性関係

4位:浪費する

5位:性的不調和

 

夫と妻とも1位は「性格が合わない」となっていますが、総数からの割合を見ると…

夫は17,146のうち10,438で60.9%

妻は46,756のうち18,268で39.0%

 

となっており、夫の場合はほとんど「性格が合わない」という理由になっています。

 

付き合っているときと結婚してからでは性格が変わるのか、子育てが始まると性格が変わるのか、仕事のストレスなども影響しているのか。

 

まとめ

新築離婚という言葉は存在します。

離婚は同居期間5年未満が最多となっています。

私の回りでも同居期間5年未満で5軒中3軒が新築マイホームを売りに出される結果となっています。

申立ての理由としては夫婦とも「性格が合わない」が1位となっていますが、夫の方が理由の60%以上を占めています。

当然、「新築離婚」をした世帯を対象とした調査ではないため、全て当てはまるとは思いませんので参考程度にしてください。

やはり、夫婦はお互いを認め合いながら暮らしていかなければいけませんね。

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