子育てでの悩みや制度についてネットを使って検索するなんてことありますよね。
大手検索サイトで「子育て」と入力するとキーワード入力補助(次にくるだろう予測ワード)で上位を占める2語目はネガティブ(マイナス)な語句が並びます。
子育てに限らず、悩みは解決したいものですがあまりにもネガティブ(マイナス)な語句ばかり見ていると自分の気持ちもネガティブ(マイナス)になったり怒りやイライラしたりします。
じゃあどうすればいいのか。実はいい方法があります。
子育ての悩み!検索ワード
ネガティブワード上位は?
大手検索サイトで、
「子育て」と入力してキーワード入力補助(次にくるだろう予測ワード)は…
①子育て イライラが止まらない
②子育て 疲れた
③子育て 悩み
④子育て ブログ
⑤子育て 費用
⑥子育て 英語
⑦子育て イライラ
⑧子育て 車
⑨子育て 向いていない
⑩子育て 漫画
の順でした。(もちろん検索日やブラウザによって違いはあると思います。)
上位3語、合計5つの語句にネガティブ(マイナス)ワードが含まれています。
もちろん、悩みや問題を解決したいから検索するわけなので当然の結果と言えます。
でも、ビックリじゃないですか?
さらに、個人的にビックリすることがありました。
同じく大手検索サイトで「子育て」と入力して2語目に「妻」と入力するとキーワード入力補助(次にくるだろう予測ワード)は表示されません。
ただ、2語目に「夫」と入力すると、キーワード入力補助が反応します。
①子育て 夫にイライラ
②子育て 夫婦仲悪化
③子育て 夫婦仲
④子育て 夫への不満
⑤子育て 夫婦喧嘩
⑥子育て 夫婦 価値観
⑦子育て 夫 協力
⑧子育て 夫 疲れた
⑨子育て 夫 ストレス
⑩子育て 夫の役割
私は3児の父であるため、正直この結果には目を背けたくなりました。
もしかしたら妻が検索しているのでは?なんて一瞬思いました。
多分、女性(ママさん、奥さん)方は「わかる!わかる!」という反応をされているんだろうなぁと思っています。
確かに子育ては大変、そして子育てや家事を手伝わない夫(パパさん、旦那さん)もいます。
嫁姑問題を抱えたり、夫(パパさん、旦那さん)の両親と折りが合わなかったりすることもあります。
それでもあまりにもネガティブ(マイナス)な語句が並びすぎていますよね。
無理に楽しく、明るくとは言いませんが、ポジティブ(プラス)な語句はないものなのか?
ということで、調べてみました。
ポジティブワードあるの?
「悩み」の対義語は「悟り」です。
「子育て 悟り」で検索する人はまずいませんよね。
「悩み」の対義語に「楽しい」があったので検索しました。
ポジティブワードを入れてしまっているので、「楽しい」に関連することばかりが表示されていました。
しかし!
・子育て 楽しいと思えない
・子育て 楽しいことがない
・子育て 楽しい?
・子育て 楽しい 辛い
というようにポジティブであるはずの語句を否定形や疑問形にして検索されていました。
つまり、
「圧倒的にネガティブ(マイナス)ワードが多く検索されている=それだけ悩んで、困って、大変な毎日」
でも、嫌な感情をなんで検索するんでしょうか?
そこには人間の脳が深く関係しています。
子育ての悩み!検索される理由は?
「ミラーニューロン」という言葉を聞かれたことはありますか?
自分が何かをしようとするときにも自分以外が何かをしようとするのを見るときにも活動するニューロン(神経細胞)です。
単純に見たものに反応しているのではなく、しようとする(行為)の意図まで処理していることがわかってきています。
他人がしようとすることの意味の理解や意図の理解などとも関連があるのではないかと言われています。
また、他人との心理状態を共有することもあり、「共感する」ことにも関与しているのではないかと言われています。
さらに、言葉にも関与するとも言われています。
人間(動物)は共感するようにできています。
子育ての悩み!検索すべき?
共感する理由として、
・相手と同じ経験をしたことがある
・相手と自分がよく似ている
・相手をよく知っている
などがあります。
特に、「自分も経験したことがある」「経験している最中」であれば共感したいという気持ちが働き、解決を求めるのではなく、共感したいという理由で検索するようになります。
自分と同じ境遇、気持ちの人がいるだけで一時的にストレスは解消されるかもしれませんが、根本的な解決には繋がりません。
そして「イライラが止まらない」「疲れた」「悩み」という結果に繋がります。
「共感したい」だけであればそれでもいいですが、
共感することでミラーニューロンが働きあたかも自分がそれをしている、その状況になっているという風に勘違いしてしまう
可能性もあります。
では、どうするか…
できるだけポジティブな言葉に触れることをお勧めします。
注)触れない場合がいい時ももちろんあります。
例えば鬱と診断されている場合などはポジティブワードは厳禁です。
その場合は承認が優先です。
「自分がよく関わる人の5人の平均が自分」とよく言われます。
自分がどんな環境に身を置いているかで自分の考えや行動が変わってきます。
自分が安心できる、成長できる環境に身を置くにはどうしたらいいか、考えてみてください。
もし検索するときにキーワード入力補助が嫌ならOFFにすることもできます。
さらにブラウザ(検索エンジン)をGoogleにするとネガティブワードはあまり出てきません。
ぜひ使ってみてください。
まとめ
誰でも自分の悩みを検索して共感したくなる時はあります。
ただ、ネガティブワードを検索して共感することでミラーニューロンが働きあたかも自分がそれをしている、その状況になっているという風に勘違いしてしまう可能性もあります。
現状を変えたい、共感だけで終わらせたくないというのであればポジティブなワードが検索できるようにブラウザを変更することをオススメします。
自分がよく関わる人の5人の平均が自分です。自分がどんな環境に身を置いているかで自分の考えや行動が変わってきます。
自分が安心できる、成長できる環境に身を置くにはどうしたらいいか、考えるきっかけになれば幸いです。
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